恐れていた夏休みになった。
息子は一人っ子だからスクールが休みになると暇だ。
かといってメイプルばかりやっていては心配になる。
時間制限をしたが、そうなると仕事中うるさく言ってくる。
夏休みになったら保育園にやっちゃうかと思っていたが、
同じスクールの子がやはり一人っ子で暇を持て余していると
聞き、ぜひうちに遊びに来るように頼んだ。
これが大当たり、二人はすこぶるつきで仲良くなり、
この子が来てから帰るまで二人でくっついて遊んでいる。
ついに入口に「立ち入り禁止」の貼り紙をして入れさせてくれなくなった。
母親が迎えに来ると、ひと騒ぎ。
もう来たのか、早すぎと言って、
入れないように、二人して障子を抑えているしまつだ。
この子が帰ると、すぐ、息子はつまんないと騒いでいる。
「急かされる子どもたち」でエルキンドは
---児童期および青年期の友情は、大人としての適合力、
特に結婚や、親の役割を果たす面で要求される親近感を
身につけるための適合力を獲得する上で、極めて重要で
ある。---と書いている。
つまり、親子の間には平等な人間関係を築き得ないのだが、
友達とは契約の持つ互恵的な性質を身をもって体験できるのだそうだ。
できうれば、この二人が終生の友情を固めてくれると嬉しいのだが。
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